ラズパイ2試食レポ[9]: ブリッジにしてみた [Raspberry Pi]
自宅リビングのテレビには有線LANポートが付いていますが、今は繋いでいません。マニュアルを見ると、地デジ番組で双方向通信する際に使用するようです。よく「dボタンを押して参加」のような番組がありますが、確かに過去に「ネットに繋がっていないと応募できません」と言っていた番組があったような気がします。
繋いでいないのは、リビングに有線LANが来ていないからです。我が家では2FにNuroひかりのモデム?が置いてあって、そいつが唯一の有線HUB兼無線親機です。
ラズパイには有線LANポートがあり、今はUSBに無線LANアダプタを付けているので、ラズパイをブリッジにしてテレビをネットに繋げられるのでは? と思いました。やってみましょう。
◆その前にSDカード延命作戦
フラッシュは書き換え回数が有限ですので、Linuxのようにいろいろなファイルを書き込むOSを連続運転しては、SDカードがわりと短期間で使用不能になると思います。
そこで、スワップファイル無効、一時ファイル置き場をRAM(tmpfs)にする、などの措置で、SDカードへの書き込みを減らします。
kimura@pc-links.comさんの「Raspberry Pi でRAMディスクを使う」の通りやればできますので、ここでは詳細省略します。
◆ブリッジ作成
参考にさせて頂いたのは、tenforwardさんの「Raspberry Pi を無線 LAN アクセスポイントに」です。こちらを始め、いくつかのサイトでは無線LANアクセスポイント化する話が多いですが、今回やるのはその手前の有線と無線をブリッジするところまでです。
- bridge-utilsのインストール: ブリッジを作るだけならこれは必須ではないようです。ブリッジデバイスの確認に使うbrctlコマンドをインストールするだけです。
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get install bridge-utils
- /etc/network/interfacesの書き換え: 下記を追記。
auto br0
iface br0 inet static
address 192.168.1.10
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.1.1
bridge_ports wlan0 eth0 - 確認: 下記のようにブリッジが形成されています。この状態でテレビとラズパイを有線LANで接続し、テレビ側の設定でIPアドレス自動取得できましたので、ブリッジできていると思います。
うまくいったのですが、いくつか疑問が残っています。
- 自宅で固定IPアドレスの設定などしたことがないので、てっきりDHCPが動いていると思っているのですが、編集前の/etc/network/interfacesでは、eth0もwlan0もmanualとなっていました。アドレスをどこで指定しているのでしょうか。
- また、最初は「iface br0 inet dhcp」と書いたら、起動時に「DHCPできません」的なエラーが出てネットワークデバイスがすべてdisableになってしまいました。上記のようにstaticにしたら大丈夫でした。
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